こんにちわ。かつおです。
楽天証券での米国株投資がますます便利になります。11月9日付のお知らせ によれば2018年11月26日より、米国株式の有効注文期間が最大90日先まで指定できるようになるとのことです。これまで、楽天証券では、注文日当日限りということで他ネット証券にやや遅れをとっていましたが、今回の対応により一歩前進です。そこで、主要ネット証券の米国株取引ルールについて整理してみましたのでご紹介します。
さて、証券会社も非常に多いので比較が大変であるため、ネット証券大手と言われる楽天証券とSBI証券、マネックス証券の3社について比較してみたいと思います。『表1』に概要をまとめてありますが、手数料については各社横並びになっています。ここ最近、楽天やらSBIやらが手数料改定でマネックスを追撃していいましたので、手数料については差がなくなっています
ただし、取扱銘柄数については、マネックス証券が圧倒的で、米国株投資にマネックス証券を使われる方が多いのも頷けます。注文期限については、SBIが遅れてしまっていますがいずれ追いついてくるでしょう。購入したい銘柄があれば、特にマネックス証券にこだわる必要がなければ楽天やSBIでもいいかもしれませんね。あと気にするとすれば、為替手数料ぐらいでしょうか。
【表1.ネット証券3社の米国株取引ルールまとめ(2018/11/11時点)】
※各社ホームページ公表情報より管理人にて表を作成。
主要取引ルール | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
手数料(税別) | 約定代金の0.45% | 約定代金の0.45% | 約定代金の0.45% |
上限手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル |
最低手数料 | 5米ドル | 5米ドル | 5米ドル |
取扱銘柄数(ADR・ETF・ETN含む) | 1,530 | 1,383 | 3,363 |
注文方法 | 指値/成行 | 指値/成行 | 指値/成行 |
注文期限 |
当日中
11/26から最大90日間へ
|
15営業日 | 90日間 |
円貨決済 | 対応 | 対応 | 対応 |
特定口座 | 対応 | 対応 | 対応 |
次に、せっかくなので楽天証券とSBI証券の取り扱い銘柄数について少し調べたので報告させていただきます(マネックス側は銘柄数が多すぎたので断念しております)。数値的には、楽天1,530銘柄とSBI1,383銘柄となっており差がないように思えましたが、実際どの程度の差があるか興味がわき、データをダウンロードして一致率を調べてみました。楽天証券とSBI証券の両方で取り扱われている銘柄数は、1,149銘柄でした。意外に、両社とも2~3割程度は構成銘柄が違うのだということなります。参考までに、表2にSBI証券と楽天証券との比較において、両社側だけが取り扱っている銘柄の市場別集計を掲載します。
【表2.SBI証券側と楽天証券側の差分】
SBI証券側差分 | 楽天証券側差分 | ||
---|---|---|---|
市場 | 銘柄数 | 市場 | 銘柄数 |
NASDAQ | 125 | NASDAQ | 137 |
NYSE | 107 | NYSE | 230 |
NYSE American | 2 | NYSE Arca | 14 |
計 | 234 | 計 | 381 |
具体的な銘柄名も抽出しておりますが、記事掲載しれきない程の量でしたので集計サマリーだけとなります。SBI側だけにある銘柄は234銘柄、楽天証券側は381銘柄となっております。例として、SBI側だけにある銘柄としてティッカー「AABA」というのがありました。この銘柄はAltaba(アルタバ)で、「アリババ・グループ及びYahoo!Japanの持分等を資産管理するクローズド・エンド型の投資会社」と説明がありました。アリババは知ってるが、アルタバってなんやねんとツッコミつつ、資産管理会社って何する会社かなと、別の機会に記事にでもしてみたいと思います。
とりあえず、各社差はあるものの競争により改善が進められ、その差も縮まりつつあり、私たち投資家側にとってはうれしい状況になっております。ただ、横並びに満足せずに切磋琢磨していただくことで、より良くしていってくれることをネット証券各社に期待いたします。私は、楽天証券をメインで使用しておりますので、今回の楽天証券の機能改善を早速試してみたいと思っておりますので、使用いたしましたら、また報告させていただくつもりです。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
こちらの記事で、楽天証券とSBI証券とマネックス証券の米国株取扱い数を詳しく分析しております。よろしければご覧ください。にほんブログ村