かつおの庶民派投資ブログ

底辺投資家かつおの投資体験を綴っていきます。 ふつうの生活者目線で、投資未経験・初心者の方 のお役に立てる情報を発信してまいります。

最近のひふみ投信の運用が心配な方へ

こんにちわ。かつおです。
今日は、投資界隈で一目置かれている、セゾン投信とレオスキャピタルワークについて興味深いデータを入手しましたので、記事にします。ともに独立系、直販をうりに大きくなってきた会社です。顧客とのリレーションシップを大事にし精力的に長期投資を勧めています。

特に、レオスのファンドと言えば、ひふみ投信、ひふみプラスについては、テレビで取り上げてからというもの急激に資金流入が続き、純資産残高も一気に8千億円くらいまでに伸びていました。また、ひふみシリーズはパフォーマンスもこれまでは良好でした。ただし、最近では急激な資金流入によるファンド運用の難しさや、顧客層の拡大により安定した運用ができなくなるのではないかと各方面で心配の声が聞かれています。

①運用資産残高からわかること
そんなレオスさんですが、実際のところどういうことになっているか、ファンドを保有する方は気になるところだと思います。私も保有しておりますので、ここ最近の資金流入や解約状況について、ちょっと調べてみました。なお、個別ファンドの推移データではなく、会社としての運用資産残高を調べましたが表1がセゾン投信社の表2がレオス社の運用資産残高の7月から10月の推移です。

【表1.セゾン投信の運用総額】

セゾン A.資金流入 B.解約額 C.資金流出入
(A+B)
D運用等による
純資産増減
E.当月純資産
増減
(C+D)
F.月末
純資産総額
7月 + 4,131 ▲ 1,679 + 2,452 + 6,806 + 9,258 231,675
8月 + 4,146 ▲ 1,330 + 2,816 + 2,340 + 5,156 236,831
9月 + 3,869 ▲ 1,696 + 2,173 + 3,820 + 5,993 242,824
10月 + 4,802 ▲ 2,009 + 2,793 ▲ 17,659 ▲ 14,866 227,958

[出所:一般社団法人 投資信託協会]

はじめに、セゾン投信側ですが、資金流出入の増減額はプラスで一定です(表1のC列)。相場が荒れた8月以降、何事もないようにほとんど同じような状態です。なお、これは社としての運用資産総額なので、セゾングローバルファンドやセゾン資産形成の達人ファンドの二つが含まれていることになります。


【表2.レオスの運用総額】

レオス A.資金流入 B.解約額 C.資金流出入
(A+B)
D運用等による
純資産増減
E.当月純資産
増減
(C+D)
F.月末
純資産総額
7月 + 37,711 ▲ 17,005 + 20,705 ▲ 11,099 + 9,606 782,638
8月 + 36,523 ▲ 13,968 + 22,556 ▲ 136 + 22,420 805,058
9月 + 24,267 ▲ 21,629 + 2,638 + 24,090 + 26,728 831,786
10月 + 37,872 ▲ 29,178 + 8,695 ▲ 100,230 ▲ 91,536 740,250

[出所:一般社団法人 投資信託協会]

次に、レオス社の運用額をみてみます。表2のB列から分かる通り、解約額が勢いよく増えてます。資金流入額はほぼ一定ですが、解約額が一時的に増えたことにより純増額は9月と10月で落ち込んでいます。表2のD列で運用そのものによる増減はマイナスが続いていますね。

②客層の変化が影響していないか
ある程度、想定はしておりましたが、レオスは急激に資金流入が増え、購入者数も劇的に増えたことが要因ではないかと考えます。テレビで取り上げられ人気化し、色々な層のお客様が増え、中には投資に詳しくない方もいたでしょう。そんな方たちが、荒れた相場で基準価額が大きく下がるのを見たら狼狽売りでもしたのではと勘ぐってしまいます。

ただ、興味深い点は、ファンド単体の資金流出入をモーニングスター社のサイトで調べてみると、資金流出が発生していたのは、証券会社で買えるひふみプラス側でなく、直販のひふみ投信側でした。ひふみプラス側は、証券会社や銀行経由で販売されており、ひふみ投信と同じマザーファンドに投資する実質的に同じものですので、購入しているのは投資経験者が多いと想定します。だから、あまり右往左往しない人が多いとも推察します。一方、直販系側のひふみ投信は、ここ1年くらいでテレビを見て口座を開設した不慣れな層や金が、あわてて解約に走ったのではと想像してしまいます。あくまで憶測ですが。

それに比べ、セゾン投信側の顧客層については、どっしりしているというか、顧客に対する同社の啓発が行き届いているのか、安定した資金流出入をしており、なんかお客様と一体感のあるファンド運営だという印象を受けます。急激ではないですが、じっくりと着実に純資産高を伸ばしつつ、投資家側からの信頼を得ている感じがします。


③今後のひふみの動向に注意
レオス社側を擁護するとすれば、急激な資金流入だけでなく、顧客層が増えてしまったことが課題だと考えます。日の浅い顧客とのリレーションシップ構築が今後重要ではないでしょうか。あるいは、そういう層が早々に解約して退場してしまい落ち着くのを待つかです。いずれにしても、レオス社はターニングポイントにあると言え、今後の動向に要注目です。

私個人は、同社の運用方針に賛同してますし、アクティブファンドが嫌いではないので、これまで通りつみたてを継続し、保有し続けるつもりです。もう10年くらいしてから、判断してみたいと思います。振り返って、あーやっぱダメだったかとなるか、続けてよかったかをその時振り返ってみたいと思います。今は、保有者は耐え時ではないですかね。最後までお読みいただきありがとうございました。投資は自己責任でお願いします。

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