かつおの庶民派投資ブログ

底辺投資家かつおの投資体験を綴っていきます。 ふつうの生活者目線で、投資未経験・初心者の方 のお役に立てる情報を発信してまいります。

日産自動車の不祥事にみる日本企業への不信感

こんにちわ。かつおです。
普段は米国株等の情報を記事にしていますが、最近話題となっている日産自動車の不祥事関連について考察っぽい記事を掲載してみたいと思います。

すでに、ニュース等の各種報道機関より発表があるとおり、会長による会社財産の不正流用、場合によっては業務上横領になるともいわれています。海外で、子会社経由で住宅購入をさせたり、家族旅行費用を会社に負担させていたとか、いろいろ報道がなされています。なお株価の方も、報道後に下落し11月20日には年初来安値を一時つけました。今のところは、会社本業の業績が悪いということではないことから、極端に株価が落ちつづけているという感じはありません。スルガ銀行とちがって。

しかしながら、業績に影響しないですが、企業ブランドを著しく低下させていると思います。また、有価証券報告書への虚偽報告は、投資家を欺く行為であり、いくら報酬関連の虚偽で決算情報の虚偽はないからとはいえ、市場に対する裏切りであり企業価値を損なう行為です。今のところ、会社業績そのものは大丈夫そうだと考えられても、有価証券報告書に平気に嘘を記載できるようであれば、決算情報そのものも本当に大丈夫か?と疑心暗鬼を招く可能性もありえます。

過去を振り返れば、燃費データの改ざんや、無資格者による検査問題、とどめは会長による会社財産の私的利用と最後にとどめをさされた感じです。なにかしら、トップの行動が時間をかけて、そういう企業文化、企業風土が波及していくのでしょう。グローバルで見れば、日本の役員報酬は低いと言われますが、低いがゆえにこういうことがおきるのであれば、さっさと高額報酬を受け取ることが当たり前の文化になれば、役員が不正により私腹を肥やすことを抑制できるかもしれないとも感じました。当然、報酬情報はオープンにして、もらえるだけの働きをしたと堂々と主張しなければなりませんが。

ところで、日産自動車の報酬決定プロセスは詳しくはわかりませんので、以下に述べる内容は日産のことではありませんのでご注意いただきたいのですが、
会社勤めの皆さんは、ご自分の会社の役員報酬がどういうプロセスできまるかご存知ですか?あるいは、社長がいくらもらっているか知っていますか?上場企業であれば、ある程度はわかるとは思いますが、おそらくは知らいないケースの方が多いのではないでしょうか。

少し解説しますと、会社法に従えば、役員報酬については株主総会での決議が必要となります。そのため、よくあるパターンが、だれだれがいくらずつもらいますという形ではなく、役員全体の報酬総額について、株主総会で決議をとります。そして、その配分については取締役会に一任いただきたいというような議案の上程の仕方をします。じゃあ、取締役会では具体的にだれだれさんがいくらねと明確に議案を審議するかというと、必ずしもそれは必須ではなく、代表取締役に一任したいというような上程の仕方を取るケースも可能です。結局、役員ですら取締役会構成員がいくらぐらいもらってるかわからないなんてこともあります。

これは、とても不真面目な文化だと思いませんか?しかるべき報酬をもらっているなら、堂々と公表すればいいわけですし、こういうオブラートに包む文化が不正を生む温床だと思います。また、実際は経理部門や経営企画部門は、株主総会議案、取締役会議案を事務方としてかかわり、実務的に振り込みなどを行いますから、金額の把握はできますが、忖度して知らないふりをします。それゆえに、もし役員側が不正を起こすと、実は経理部門や経営企画部門は気づきやすい立場にあると言えますが、気づかないふりをしがちとなります。雇われている以上、逆らうのには勇気がいりますから。

すこし、私の主観が入りすぎた文章になっており、統計的な裏付けはありませんが、日本企業の上層部にはこういう不透明な慣習がありがちだと感じます。その意味でも、日本企業への投資というのは非常にためらいがあります。有価証券報告書の虚偽報告があっても、これくらいなら上場廃止までにはならないと高をくくっているのだと思います。私の認識違いでありましたら、すみません。まあ、上場廃止になると投資家側もとばっちりを食らいますので、上場廃止とまではいかずとも何かしらもっと厳罰化してもいいいかなと思った次第です。

話を日産に戻しますが、早いところ真相を解明し対策を講じ、投資家や社会からの信頼を取り戻すことを願ってやみません。個人的には、これまで日産車を愛用していましたので、すばらしい車を生み出してくれている従業員の方々には頭が下がります。いつも、従業員側はとばっちりを受けますね。本当に気の毒です。最後までお読みいただきありがとうございました。
(本記事は、管理人の感想となりますので全ての日本企業がそうだということではありませんので、予めご了承ください。いち日産車ファンとしての憤りです。すみません。)

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