かつおの庶民派投資ブログ

底辺投資家かつおの投資体験を綴っていきます。 ふつうの生活者目線で、投資未経験・初心者の方 のお役に立てる情報を発信してまいります。

【分析】GPIFのポートフォリオ変更を検証してみました!やっぱり長期投資のお手本か⁉

こんにちわ。かつおです。
最近株価が下落基調にありますが、私たちの年金を運用するGPIFもおそらく市場の影響を受けて第3四半期の運用実績は悪くなっていると想定します。11月に第2四半期の報告がされていましたので、第3四半期の報告は、19年2月くらいだと想定しますが、そのころにまたマスコミとかで損失が出たとか取り上げられることと思います。


数年前、基本ポートフォリオを大幅に変更し、当時は損失がでたとか騒がれて、消えた年金を追及するチームとかを立ち上げてた政党もありました。その後、好調な成績とともに騒がれなくなりましたが大変気の毒なことです。今日は、GPIFの基本ポートフォリオの変更が良かったのかどうかを検証してみたので記事にします。

①GPIFおさらい
年金積立金管理運用独立行政法人」のことで、Government Pension Investment Fundの頭文字をとって、GPIFと呼ばれます。厚生年金、国民年金の運用を行っている機関です。私は、厚生年金加入の一般サラリーマンですので、大変お世話になっていると言えます。



②基本ポートフォリオについて
かつてGPIFでは、国内債券への投資ウェイトが非常に高く保守的な運用が特徴でした。アベノミクスの開始とともに、政府からの要請もあり2014年に基本ポートフォリオを大幅に方針転換しました。

[表1.基本ポートフォリオ]

基本ポートフォリオ 国内債券 国内株式 国債 外国株式 短期資産
変更前 67% 11% 8% 9% 5%
変更後(2014年10月~) 35% 25% 15% 25% -


表1が、基本ポートフォリオの変更前と変更後の比率となります。国内債券がかつては67%もあり、超安全志向だったのが特徴です。変更後は、株式比率を高めました。ただし、それでも株式50%、債券50%の比率となっており、決してリスクが高すぎるものでもありません。

③インデックスファンドでシミュレーション

さて、GPIFは基本的にはインデックス運用が中心となっておりますので、試しに市販のインデックスファンドで同じような運用を行った場合の運用実績について、比較検証してみました。検証に使用したインデックスファンドは、以下の4つです。

eMAXIS 国内債券インデックス
eMAXIS TOPIXインデックス
eMAXIS 先進国債券インデックス
eMAXIS 全世界株式(除く日本)

ポートフォリオ変更月の2014年10月に、一括で100万を表1の比率でeMAXISに投資したとします。また、その後の追加購入はせず、リバランスも行わず、2018年12月21日まで放置したとします。まあ、厳密な検証ではないですが、変更しなかった場合と変更した場合の運用実績をざっくりですが比較します。
 

③検証結果は
評価額の推移を図1に表示しました。変更後のポートフォリオの方が、変更前より増えています。チャイナショック時及びその後については、打撃をうけており変更前のポートフォリオは変動も少なく安定していますが、いちばん増えていません。

[図1.評価額推移]
1.評価額推移GPIF参考モデル











次に、図2は収益率の推移比較ですが、変更後のポートフォリオはなかなか良いリターンをだしているのではないでしょうか。株式オンリーに比べればリターンは落ちますが、変更前と比べ価格変動を抑えながら、リターンを高められている印象を受けます。国内債券35%というのが価格変動の振れを抑えるのに貢献しているものだと推測します。


[図2.収益率推移]
2.収益率推移GPIF参考モデル











既存インデックスファンドによるGPIFを模倣した試算なので、厳密な検証ではありませんが、なかなか優れた配分であると思います。個人投資家も、参考にしてもいいかもしれませんね。

GPIFを真似するなんて、思考停止だなんていう一部指摘もありますけど、思考したら最適解をすべての人が導きだせるなんて保証もありませんし、思考しまくっている人が必ず儲かるという保証もありません。儲かるための思考にたどり着けるのは、ほんの一部の天才だと思います。私は、そんな天才でもないですし、思考して裏目にでて失敗したケースのが経験上多いです。むしろ、先人たちをお手本にして真似してからのが上手くいっています。

下手なことするより、真似した方がましな場合もありますし、何よりも年金加入している以上、既にこのポートフォリオのリスクを間接的に国民みんなが背負っているのだから、真似って言えないんじゃないかと思います。


④評価されないのがかわいそう
そんな、堅調な成績を出しているはずのGPIFさんですが、含み損が出た時だけ妙にメディアに取り上げられて、好調な時はあまりフォーカスされないなんてとても不遇だと思います。まあ、意図的に話題づくりをしたいメディアの都合なのかもしれませんが。

情報というのは、常に客観的に見てみる必要があると感じます。必ず、何かしらのバイアスがかかっているケースが多いですから。私自身も気をつけたいと日々感じております。

⑤まとめ
いかがでしたでしょうか?投資を始めたばかりの方や、初心者の方についてはGPIFの運用はとても参考になると思います。また、ポートフォリオ構築に悩んでいる方についても、とても得るべきものが多い情報源だと考えます。

そういえば、大和投資信託より「iFree 年金バランス」というファンドも発売されていますが、これを選ぶのも一つの選択肢かもしれませんね。厳密に同じものではないですけれど。または、松井証券の投信工房で、GPIFのポートフォリオを参考にお好みのファンドを組み合わせて、自動運用させてしまうというような手もあるでしょう。

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