こんにちわ。かつおです。
昨夜はダウが大幅上昇したこともあり、国内市場においても日経平均が大幅に上昇しましたね。このところ、下落基調だったこともあり大幅上昇をみることで少しほっとした方も多いのではないでしょうか。これが、一時的なものなのか継続するかは今後気になるところですね。
株価が不調になると、ファンドから資金流出が続いたりと運用会社泣かせな状況になることがよくあります。ファンドマネージャーは解約のための現金化の手続きに追われて、まともな運用ができないとか、無駄な取引が増え運用コストがかさんだり、ファンド純資産の減少となったり、お金を信託する側としては、迷惑な状況となることがあります。
そこで、独立系投信として定評のあるセゾン投信への資金流出入額は、この1年どんな状況だったのか調べてみましたので記事にします。そこから、おすすめな理由を説明したいと思います。
セゾン投信への資金流出入額は?
セゾン投信への資金流出入額を図1に表示します。これは、特定のファンドへの資金流出入額でなく、運用会社としてのセゾン投信自体への資金流出入額となります。セゾン投信は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の2つのみを取り扱っていますので、この2つの流出入額の合計と解釈してください。
[図1.セゾン投信への資金流出入額の推移]
12月のデータは未だ公表されていないので、1月~11月のデータとなりますが、安定して資金流入が続いています。流出額も少なく、純増額は10月以降は上昇しています。
うかがい知れる顧客像は
秋以降、株式市場は下落基調でしたが、セゾン投信は安定して資金を集めています。これは、積立投資をする方が多いことにより、安定して資金が集まる仕組みが出来上がっていることが要因であるだけでなく、市場動向に左右されず継続的に投資し続ける風土が顧客にできあがっているのも要因だと考えます。
この様なファンドに同乗するのは、投資家側としてとても安心できます。下落相場において、ファンド側に買い向かう資金があることや、解約に追われて運用がおろそかになるリスクも低く、無駄な売却が発生せず運用コストも抑えられる可能性が高いからです。
解約が多く、だれもが逃げ出していくファンドにお金を預けるのはとても不安ですよね。しかし、セゾン投信の場合、それがなく、投資家側も動じることなく運用をされる気質の方があつまっているとも思われ、ファンドの顧客の質も高いと考えます。これは、同社が顧客に対して継続的に長期的投資の重要性を説く取り組みに力をいれており、顧客とのリレーションシップが強固なものとなっている賜物だと思われます。
この様なファンドは、繰り上げ償還のリスクも低く継続的に資金を安心して預けられるはずです。最近の超低コストなインデックスファンドシリーズと比べtて、信託報酬が相対的にやや高い等の指摘を受けますが、その差を埋めるだけの付加価値があると思います。
まとめ
安定してファンド運用がされるためには、安定した資金流入が必要です。その点において、セゾン投信はとても安定していると思います。ひふみ投信のような派手さや人気はないかもしれませんが、堅実な投資先として選択肢にまだまだ入ると考えます。
低コストだけが売りのファンドが最近多いですが、低コストなインデックスファンドが出るたびに、乗り換えるかどうか悩むことから解放されますので、投資初心者の方だけでなく、投資経験の長い方にも、まだまだメリットのある運用会社ではないでしょうか。
また、同社のメイン商品である「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」はインデックスファンドで組成されていますので、ファンドマネージャーの世代交代等による運用の上手い下手が出にくいのも魅力ですね。にほんブログ村