こんにちわ。かつおです。
インデックスファンドとアクティブファンドのどちらが良いか?と悩んでいる人に向けた記事を書きます。
投資をはじめたばかりですと、インデックスファンドを買うのがよいのか、アクティブファンドを買うのかがよいのか悩むと思います。
いろんな投資情報サイトを見ると、インデックスファンドの方がいいよという事がかかれていたり、つみたてNISAのファンドラインナップもインデックスファンドが大半であったりします。
インデックス投資家の方とアクティブ投資の方の間で、しばしば論争される話題です。ニュートラルな視点でそれぞれのメリット、デメリットについて説明させていただきたいと思います。
インデックス投資が良いとされる理由は概ね以下の点ではないでしょうか。
投資をはじめたばかりですと、インデックスファンドを買うのがよいのか、アクティブファンドを買うのかがよいのか悩むと思います。
いろんな投資情報サイトを見ると、インデックスファンドの方がいいよという事がかかれていたり、つみたてNISAのファンドラインナップもインデックスファンドが大半であったりします。
インデックス投資家の方とアクティブ投資の方の間で、しばしば論争される話題です。ニュートラルな視点でそれぞれのメリット、デメリットについて説明させていただきたいと思います。
インデックス投資が良いとされる理由
インデックス投資が良いとされる理由は概ね以下の点ではないでしょうか。
- アクティブファンドの8割はインデックスに勝てない。継続的に市場平均をアウトパフォームするのは難しい。
- アクティブファンドは高コストなものが多く、その分リターンが下がり、結局市場平均にまけてしまう。それに対して、インデックスファンドは低コストなものが多く市場平均並みの成果を目指せる。
- 幅広く銘柄が分散されており、特定の銘柄のリスクを負うことがない。
投資初心者には向いている戦略ですね。
アクティブファンドは本当にアウトパフォームできないのか?
アクティブファンドは市場平均であるインデックスファンドを本当にアウトパフォームできないんでしょうか。海外サイトですがSPIVAにてデータ確認できますので調べてみました。
まずはアメリカです。アクティブファンドとS&P500の対決ですが、アウトパフォームできているファンドは2割弱です。

確かに8割が市場平均を下回っていますので、アメリカ市場で投資する場合、インデックス投資が最適解になりそうですね。
続いて、日本の場合を見てみましょう。TOPIXとの対決です。意外ですが、アウトパフォームしているファンドの割合が多いです。5年という期間だと、2013年からなのでアベノミクス相場等もあり日本市場は上昇相場でした。
アクティブファンドが有利だったようです。日本市場の場合、市場が効率的でなく歪みがあり、株価が必ずしも適正でなく、アクティブ投資が有効になる余地があるようです。

日本市場の場合、インデックス投資は必ずしも有利だとは言えないようです。アクティブ運用が付け入る隙がありそうですね。
アクティブファンドは高くてインデックスファンドは低コスト?
アクティブファンドはコストが高いと言われます。これは確かです。販売手数料を3%程度とられ、しかも運用中の信託報酬が1.8%とかのファンドがゴロゴロあります。
一方でインデックスファンドは、ここ数年で低コスト化が加速しています。「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、購入時手数料なしで、信託報酬は年率0.11772%(税別)で、とんでもなく低コストなものが出ています。
アクティブファンドは、企業の適正株価を測るために、企業調査等のコストがかかったり、取引を頻繁に行うため、信託報酬が高くなりがちと説明されます。
ただ、たちの悪いアクティブファンドだと構成銘柄がほとんどインデックスファンドと変わらないような、なんちゃってアクティブファンドもあり、ただぼったくられているだけのものがあります。それゆえに、敬遠されがちです。
アクティブファンドは完全に悪者か?
ここまで読んでいただくと、インデックスファンド最強!というような思いもでてきますが、インデックスファンドにもデメリットがないわけでありません。以下のような点があると考えます。
- 日本市場のように、市場によっては必ずしも効率的な投資方法とは言えない。アクティブファンドが勝てる余地がある。
- インデックスファンドは市場平均と同じような成果を目指すとはあるが、信託報酬分だけ市場平均を下回るはずなので、完全には市場平均と一致することはない。
- 分散性の高さは秀逸だが、逆に分散性の高さはリターンを下げる可能性がある。本来、集中投資の方がリターンは高い。例えば、ウォーレン・バフェット氏は集中投資を好んでおり、高いパフォーマンスを上げている。
- 市場平均をそのまま買うということは、企業の本質的な価値を無視して、アクティブ投資家が多大なコストを払って企業の株価を決めている行為に、ただ乗りしている(フリーライダー問題)。ダメな企業も含めて、一括して買ってしますので、市場から退場させた方が良いダメ企業を退場させられず、市場の健全性を損ない、市場機能を低下させる。いずれはその機能不全は、投資家に跳ね返ってくるかもしれない。
まとめ
結局のところ、どちらにも一長一短があり甲乙がつけがたいというのが管理人の結論です。どこまで自分がリスクを負うか次第だと思います。
市場や時期によってはアクティブファンドが優位に立てる場合もあるので、例えば、日本市場はアクティブファンドで、海外市場はインデックスファンドで投資を行うというミックスプランをとる戦略もありですね。
日本市場には一切投資せず、海外だけに投資するという場合には、素直にS&P500連動ファンドやETFを買っている方がよさそうです。海外に投資するアクティブファンドは、選ぶのは難易度が高く、それなりの目利きが必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
投資は自己責任でお願いします。

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