こんにちわ。かつおです。
2月に入り、企業各社から商品の値上げ発表が相次いでいます。カップ麺、カレー屋、牛乳、ヨーグルト等の乳製品、アイス、飲料水等、軒並み生活に身近な商品の値上げです。
今日は、なぜ値上げが起きているのかと、家計の防衛術を記事にします。
①なぜ起きている?
値上げの理由としては、原材料の高騰や人件費増が続き企業努力では吸収しきれなくなったとニュース等では解説されています。日本は多くの資源を輸入に頼っていますから、円安の影響によるところもあります。さらに、日本以外を見渡せば、世界的に人口は増加していますし、経済成長を継続している国は多いですから、需給関係の変化もあり昔のように安く輸入できなくなっています。
とはいえ、値上げは今に始まったことではなく、企業側が価格は変えないけど内容量を減らすような対策、いわゆる「ステルス値上げ」のような行為を行ってきています。価格変化がないように感じていただけです。
世界全体は常に変化しているのですが、長らく日本はデフレが続き価格変化が起きにくい期間が続いていたので、今たくさんの値上げが起きているように感じるのです。
日本人は、値上げに敏感で、企業側も批判を恐れてなかなか金額の見直しを実施しづらかったのです。
少なくとも、消費者物価指数の推移を見る限りでは物価は緩やかに上昇を続けています。
詳しくは、こちらの記事でまとめてあります。よかったらどうぞ。
②家計の防衛術は?節約だけでは対処できない。
値上げが続き、生活が楽にならないと嘆く前に、家計でできる防衛術を紹介します。
簡単なのは、節約と考えがちですが、これは効果が薄いというかインフレに対する対策としては意味がないと考えた方がいいでしょう。
なぜなら、物価が上がるということは、お金側の価値がさがっているわけですから、下がった価値のものをいくらため込んでも物側の価値の上昇に対処できません。
持っているお金側を物価の上昇にあわせて価値を変化させないといけません。
インフレに強いと言われているのが株式です。持っているお金を株式にかえておけば、物価上昇を上回る可能性が高いです。
なので、節約ではなくて投資をすることが防衛術と言えるのです。
③投資は怖いからいや?
投資は、元本が減る可能性があるから嫌だといって始めない人もおおいです。
しかし、現金は数値的には減りませんが、物価上昇から購買力がおちます。見えない形で価値の変化が起きる性質をもっています。
なにもしないでいると、手持ちの現金も気づかないうちに毀損していることになるので、現金をためることと投資をバランスよく行うことが防衛策として有効です。
今は、NISAやつみたてNISAなどの非課税制度があるほか、低コストで世界に分散できる投資信託が揃っており、投資を行うのにはとても恵まれた環境です。
私のようなサラリーマンも簡単に投資家になることができる時代です。つかえるものは、なんでも最大限に活かしたいですね。