かつおの庶民派投資ブログ

底辺投資家かつおの投資体験を綴っていきます。 ふつうの生活者目線で、投資未経験・初心者の方 のお役に立てる情報を発信してまいります。

初心者は手を出さない方がよい!ちょっと話題だった配当貴族ファンドの今

こんにちわ。かつおです。

今日は、2016年ごろに新規設定され、ちょっと話題になった配当貴族指数に連動するファンドの今を評価してみます。

一例として、三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する、「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」を設定後から振り返ってみます。

連続増配を続ける企業への継続的な投資が、素晴らしい成績をもたらすというコンセプトだったと記憶していますが、実際この手のファンドは、現在どうなのでしょうか。

結論から言うと、投資初心者は手を出さない方が良く、メジャーな株式指数への投資の方が良いという記事内容になっております。

配当貴族指数って?

配当貴族指数は、S&P500構成銘柄の中で25年以上連続して増配している株式を対象としたもので、均等加重型の株価指数です。冗談みたいな名前ですが、本当に存在しており、管理人は個人的には好きな名前です。

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SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの特徴

 はじめに、このファンドの概要を説明します。運用方針は以下のとおりです。
  • S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。
  • ファンドの構成銘柄は最低40銘柄。
  • 25年以上連続増配している銘柄数が40銘柄を下回った場合には、20年以上連続増配している銘柄を配当利回りの高い順に40銘柄になるまで追加する。それでも40銘柄に届かない場合は、配当利回りが高い順に、40銘柄になるまで追加する。
運用コスト等は以下の通りです。
  • [購入時手数料]税抜3.0%を上限(販売者毎に異なり、楽天証券等では無料)
  • [信託財産留保額] なし
  • [運用管理費用]年率0.55%(税別)
信託報酬が結構高めです。銘柄入れ替え等で運用の手間がかかる分、高い理由として想定されます。


現在の具体的な投資先は?

このファンドの現在の投資先については、2019年3月末の月次レポートによると、業種では、資本財のウェイトが一番高めとなっています。

次に、素材や、食品・飲料・タバコといった業種です。このあたりの業種は、日本株でも配当が高い傾向があるので、なんとくなくイメージがわきますね。

[業種別投資先]
  業種 比率
1 資本財 21.06%
2 素材 10.74%
3 食品・飲料・タバコ 10.41%
4 家庭用品・パーソナル用品 7.03%
5 ヘルスケア機器・サービス 6.69%
6 小売 5.59%
7 各種金融 5.15%
8 保険 5.11%
9 食品・生活必需品小売り 4.70%
10 エネルギー 3.56%
[出所]三井住友トラスト・アセットマネジメント運用レポート(2019年3月29日付)より


つぎに、具体的な上位10銘柄ですが、以下の表のとおりです。詳しい方は別として、一般人からすると、見慣れない企業が多い印象を受けませんか?

[投資銘柄上位10銘柄]
  銘柄 業種 比率 連続増配年数
1 ROPER TECHNOLOGIES INC 資本財 1.96% 26年
2 AIR PRODUCTS&CHEMICALS 素材 1.95% 36年
3 MCCORMICK & CO-NON VTG SHRS 食品・飲料・タバコ 1.92% 33年
4 DOVER CORP 資本財 1.90% 56年
5 LOWES COMPANIES 小売 1.90% 44年
6 AUTOMATIC DATA PROCESS ソフトウェア・サービス 1.89% 44年
7 GENUINE PARTS CO 小売 1.87% 56年
8 ECOLAB INC 素材 1.86% 33年
9 BROWN-FORMAN CORP-CLASS B 食品・飲料・タバコ 1.85% 34年
10 STANLEY BLACK&DECKER 資本財 1.83% 51年
[出所]三井住友トラスト・アセットマネジメント運用レポート(2019年3月29日付)より

米国株四季報を読むとこのあたりの企業が詳しく説明されています。興味のある方は米国株四季報を買うのをお勧めします。

一応インデックスファンドでは、ありますけれど構成銘柄数が少ないので、初心者の分散投資には向かないかもしれないです。

ある程度、投資に慣れた方が、サテライト的に使ったりするのがベターかなという印象です。


気になる設定来のパフォーマンスは?

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンとメジャーな指数に連動するファンドを比較してみました。

比較先はeMAXISシリーズから3つ選びました。全世界株式、先進国株式、ダウです。
eMAXIS Slimシリーズでなくて、元祖の方で信託報酬が高い方のやつです。

SMT 米国株配当貴族の設定日を基準に、基準価額の騰落率を比較すると、下の図の通りとなりました。

SMT 米国株配当貴族のパフォーマンスはなんか微妙です。

トランプ効果もあるのか、この期間はダウが強いです。

騰落率比較























10年とか、20年とかでの比較でないので断定はできませんが、SMT 米国株配当貴族は今後もあまりパフォーマンスは良くないのでは?と心配になります。


純資産の状況について

純資産は、8億くらいであまり増えていません。小さいと言えるでしょう。初心者からすると、任せてよいものか不安になるかもしれません。運用額が小さいと、実質コストも高くなりがちで、そのあたりも不安要素です。

純資産推移





















繰上償還にならないか心配です



まとめ

投資初心者の場合は、メジャーなインデックスファンドに地道に投資したほうがよさそうです。

こういう、キャッチーなファンドが新規設定されては、存在感を消していったりするので、あとあと不安になると思います。

長く続けるうえで、余計な心配はしたくないですよね。

また、詳しい方であれば、自分で米国個別株に投資して、配当再投資戦略をとった方が保有コストもかからないし、良いかもしれません。

余談ですが、管理人もこのファンドを一時保有していましたが、一定の利益が出た時に、自動車の購入資金として売却してしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
投資は自己責任でお願いします。