こんにちわ。かつおです。
日本人は貯蓄好きと言われて久しいです。
また、節約志向も重なって、財布の紐も堅く、消費もなかなか活発になっていない印象です。
でも、今の時代、ふつうの生活者が貯蓄と節約だけで、将来に必要な資産をつくるのに本当に間に合うのでしょうか?
貯蓄と節約が、人生という限られた時間の中で効率的な方法なのでしょうか?
そんな、疑問に対しひとつの解決策として投資があります。
ただし、投資を始めるのが良いと周りから勧められても、今一歩踏み出せない人も多いと思います。
そんな方に向けて、投資をする人としない人では圧倒的な差がでてくることを記事にします。具体的には、ここ数年でも投資をしなかった人は、大きな機会損失をしていることを説明します。
積立預金だけしていた場合と、積立投資をしていた場合の比較で説明をします。

株式市場の恩恵をうけることの重要性
株式投資というと、ギャンブルでこわいとか、連想する人もいるかと思いますが、実際にはきちんとしたアプローチで、適切な対象に投資をして、時間を味方につけながら行えば、報われる可能性が高いです。
もちろん、ギャンブルや投機的なやり方もできますし、射幸心をあおるような金融商品もあります。でも、素人はそれらには手を出さない方がいいです。
本来、企業の成長の恩恵を株式市場から受けることが狙いですから、短期間で儲けようとかそういうアプローチをとるのは、素人にとっては失敗のもとです。そもそも、企業の成長には時間がかかります。
過去を振り返れば、世界経済の成長ともに株式市場も成長してきていますので、その成長に乗っかるような投資をしてやればよいです。
銀行の金利と株式によるリターンでは、比較にならない程の差があります。
現金は、数値としての金額は変わらないですが、購買力としての価値は変化します。
現金が貯まること自体に喜びを覚えているのはナンセンスです。
貯金だけした人と投資をした人との差
ここで、ひとつ実例を挙げて検証してみます。ここ5年くらいにさかのぼって、ただ貯金をした人と投資に回した人の差を紹介します。
ちょうど、アベノミクスが始まったくらいの時からとしましょう。
2013年8月から2019年3月まで毎月5万円を積立たと仮定します。
積立の対象は、
日経平均に連動するインデックスファンドに毎月5万円積立てた場合、
ダウ工業平均株価に連動するインデックスファンドに毎月5万円積立てた場合
とします。
結果は、下の図となります。

ただ現金を毎月5万円貯金だけしていれば、銀行金利は0%台なので元本部分の340万円とほとんど変わらないでしょう。たまった感はあり、やったーと喜ばしい感じはしますね。
一方で、投資をしていた人は、日経平均の場合、413万円、ダウの場合476
万円の評価額です。
ただ貯金しただけ時との差は、日経平均への投資で+76万円、ダウへの投資は+136万円となりました。
これだけの差があれば、新車の頭金相当か、中古車も変えてしまうくらいです。生活の質や、選択肢がいろいろ増えたことでしょう。
この差は、リスクを背負った人のみが得られる果実です。
リスクは怖いが、敬遠しすぎるのもまたリスク
投資をしてしれば、時には投資元本を下回ることもあります。
ですが、愚直に積立投資を行えば、購入単価が引き下がり、株価回復時にリターンの源泉となり、報われる可能性が高いです。
変なものに投資していないことや、途中で積立投資を止めない忍耐力が前提となりますが。
株式市場の過去を振り返れば、リーマンショックのように、半値以下になってしまうような大暴落は必ずと言っていいほど発生します。
けれども、株式市場は常にそういった暴落を乗り越えてきたことも事実です。むやみに怖がりすぎるのも、もったいない話です。
リスクを押さえながら運用する方法もあるので、投資について勉強し適切なリスクを取りながら、資産形成をはじめることが大事だと考えます。
まずは少額から、始めてみるのが良いです。いきなり、大金をつぎ込むのは精神的につらいと思います。
まとめ
投資は怖いものだと決めつけて、ずっと現預金にすがるのも自由です。ただし、その一方でリスクを取った人との格差が広がっていくことを、指をくわえて眺めていく可能性もあります。
現金は減らないから安心と考えていても、インフレやデフレといった通貨の価値変化を考えると絶対安心とも言えません。
将来的な物価変動に対して何もしていないことになります。
実例として、消費増税があります。8%から10%に上昇することから、それまで貯めた現金は、実質的に購買力が落ちたことになります。
現金は安全資産ですが、あくまで相対的にです。経済変化の中で価値も変化していきますので、資産運用全体の中で、適度なキャッシュポジションとして活かしていく方が賢明でしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
投資は自己責任でお願いします。
