こんにちわ、かつおです。
金融庁のつみたてNISAサイトにて、2019年5月7日付でダウ工業平均株価に連動する投資信託がつみたてNISA対象商品(金融庁サイト)に追加されたことが告知されました。
これは少しうれしいかも!と思ったのですが、指定インデックスとしてダウが採用されたわけでなく、アクティブファンド扱いで、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS NYダウインデックス」が追加されました。
そのため、他社の低コストなダウ連動投資信託は追加されていません。つみたてNISAのアクティブファンド枠は、運用期間、継続的な資金流入等の厳しい制約があるため、「eMAXIS NYダウインデックス」は条件をクリアしたので、たまたま追加されたような感じです。
インデックスファンドなのに、アクティブ枠とかよくわからないですが。
指定インデックスとしては、S&P500の方が採用されていますが、中にはダウが好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方には、つみたてNISAでダウに投資できるファンドが追加されたのは、まあ朗報な部類ではないでしょうか。かくいう、わたしもダウが好きで、つみたてNISA側にダウが採用されないかなーと期待していました。
ダウ工業平均株価30種は、アメリカの代表的な株価指数で歴史も古く、巨大企業30銘柄で構成されております。今だとアップルとかも入っています。ダウ平均株価(外部サイト)。
ただ、今回対象に追加されたファンドはコスト面では、すこし見劣りします。本日は、ややいまさら感がある?「eMAXIS NYダウインデックス」をご紹介しておきます。
このファンドの設定日は、2013年8月7日です。信託報酬等のコストは下表のとおりです。いちおう、ノーロードファンドです。
信託報酬がiFreeダウとくらべると3倍近いです。ただ、iFreeダウはつみたてNISAでは今のところ買えないので、非課税枠で運用できる点をメリットと考えれば、多少目をつぶれるレベルかなと感じます。
信託報酬率 ※税別 |
500億円未満の部分 | 0.60% |
500億円以上1,000億円未満の部分 | 0.58% | |
1,000億円以上の部分 | 0.56% | |
その他手数料 | 購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
30銘柄で構成されますが、業種は一応10種類程度に分散されています。資本財のウェイトが高いです。ついで、ソフトウェア・サービスです。
組入れ上位10銘柄は以下のとおりです。拝見する限り、超有名な企業ばかりですね。日本株式市場のインデックスにTOPIXコア30というのがありますけれど、それらの企業と比べるとなんか格差を感じます。
その他にも、インテルや、コカ・コーラ、マクドナルド、ナイキ等もふくまれており、世界的に強力なブランド力をもった企業ばかりです。
直接、アップルやマクドナルド等の個別株が欲しいなと思っている場合、ダウ連動ファンドは便利かもしれません。個別株は敷居が高いですけれど、円単位でアクセスできるのは便利です。
ダウ工業平均30種は、長期でみるとずっと右肩上がりで推移してきていますから、当然このファンドもその恩恵をうけて基準価額は右肩上がりです。
ただ、純資産額は100億円未満であり、ゆっくりと増えています。好きな人が買っている印象を受けます。他社の低コストファンドの影響もあるかもしれません。
米国株選好の方は、S&P500の方を選ばれる場合が多いと思うので、ダウ連動ファンドはややマニア好みなのかもしれませんね。私を含めてですけど。
地味なニュースではありますが、ダウ好きな人にとっては少しうれしい話ではないでしょうか。コストの低いifreeダウも早く追加されないかな~と待ち遠しいです。
米国株で個別投資をしてみたいけれど、買付手数料が気になるとか、分散するほど資金がないというような場合に、ダウインデックスファンドを使うという手もありかなと思います。特に、買いたい銘柄がアップルとかマクドナルドとか有名どころであれば、ファンドを使う方が楽かもしれません。あくまでも、私個人の感想ですけれど。
最後までお読みいただきありがとうございました。
投資は自己責任でお願いします。