こんにちわ。かつおです。
会社の後輩から、投資のはじめ方について質問を受けたので、投資をはじめる前に知っておくとよいポイントを説明しました。その内容を今日はお伝えします。
なお、私の勤務先でも、遅ればせながら確定拠出年金が導入され、講習会が開催されています。しかし、投資はじめてさんが多くて、みんなわからない事だらけだそうです。
日本国内で、投資はまだまだ普及してないんだなとつくづく感じます。後輩にアドバイスした点をまとめてみましたので、同じような境遇の方のお役に立てれば幸いです。
カテゴリを先に覚えておくと楽
後輩の話を聞いていると、具体的な商品のどれが良いか、悪いかの判断をしようとしていました。しかし、そもそもどういった投資対象があるかも理解しておらず、判断できず迷っていました。
私は、先に資産の種類をカテゴリで、覚えておくと楽だよといつもアドバイスしております。資産の種類とエリアでカテゴリに分ける方法です。先にどういうものがあるのかの枠組みを覚えておくと、その商品がどういう分類のものかわかりやすくなるからです。
具体的なアドバイスとしては、資産は、株式、債券、リートの3種類、エリアとしては、日本、先進国、新興国の3種類で、3×3で9種類のカテゴリを、基本として押さえておけば良いとアドバイスしています。下表のとおりです。
基本資産 | 地域 |
---|---|
株式 | 日本 |
先進国(除く日本) | |
新興国 | |
債券 | 日本国内 |
先進国(除く日本) | |
新興国 | |
リート | 日本国内 |
先進国(除く日本) | |
新興国 |
このカテゴリで覚えておけば、投資信託の目論見書などでは投資資産の種類や、地域について言及されていますので、その商品がどういうものに投資するのか理解しやすくなります。
いわゆる伝統的資産です。仮想通貨やら、為替やらいろいろありますけれど、初めての人には、ややこしくなるので、基本形としてアドバイスしています。
基本形を覚えておけば、毎月分配型のリートに偏った投資信託を間違っても買うことはないでしょうし、分散投資をするときの素養になると考えます。
株式市場規模を知っておくと視野が広がる
全世界の株式時価総額は、2019年4月現在で 47兆ドルほどあるそうです(出所:わたしのインデックス様サイトhttps://myindex.jp/global_per.php)。そのうち、地域別では、先進国が9割、新興国が1割となっています。ちなみに、先進国ではアメリカが54%、日本は7%となっています。
世界の株式時価総額の半分がアメリカで、すごいです。日本はわずか7%くらいです。中国や、インドなどを含む新興国でも、まだ1割程度です。
カントリーバイアスという、自分の住む国への偏りが良く言われますが、日本だけに投資していると、世界経済全体の恩恵を受けられる可能性が低いです。
なので、株式市場の規模をあらかじめ知っておくと、今後自分が選択したい商品の方向性が見えてくると思います。また、仮に銀行などで、おすすめですよと投資信託を勧められても、それが小さな市場への投資なのか、広く分散された投資なのか等の判断力が養われると思います。
視野を広げること、これをよくアドバイスしています。
インデックスファンドを調べるメリット
ある程度の予備知識をいれて、商品を調べる場合、まずはインデックスファンドから調べることをお勧めします。
インデックスファンドは、一般的に市場平均との連動を目指す商品で、メジャーな株価指数との連動を目指すものが多いです。中には、ニッチなものもありますが。
インデックスファンドを調べておくと、それぞれがベンチマークとする株価指数が必ずでてきますので、株価指数を知るのに役立ちます。
株価指数を知っておくと、市場平均を上回る成果を目指すアクティブファンドを調べるときに役立ちます。アクティブファンドはコストが高くなりがちなので、インデックスと比較してちゃんと、上回る成果をだしているか確認するのに参考になります。
ただ、ひどいアクティブファンドになると、ベンチマークとして比較するインデックスを設定していない場合があります。そんな時に、予め株価指数の存在を知っていればそれがダメなファンドであることが自ずとわかります。正確にはだめというか、良しあしが判断できないファンドということが、自分で判断できるようになると考えます。
なかには、ベンチマークとして株価指数を設定している、まじめなアクティブファンドもあるので、その場合は性能判断が可能です。なので、株価指数を勉強する意味でも、インデックスファンドを調べておくと良いです。
具体的な商品としては、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slimシリーズ」を調べておくのがおすすめです。業界最低水準のコストを目指すと表明している投資信託だからです。サイトも見やすく初心者向けのコンテンツもそろっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。投資は自己責任でお願いします。
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