こんにちわ。かつおです。
政府、与党が10日16日、一般NISAについて、恒久化を見送る方針を固めたと各種ニュースで報道されていました。つみたてNISAは、延長について議論が続くようです。
気になったのでいろいろ調べてみました。そして、感想を記事にします。わりと応援記事です
金融庁の要望はNISA恒久化だけじゃない
2020年度税制改正要望の中で出されたメインテーマとして、NISA恒久化が据えられています。要望自体は、8月に提出されていたようで、金融庁からの要望内容は、たぶんこれです。以下、金融庁のリンクです。
これを読むと、NISAの恒久化が要望のメインに据えられてはいますが、それだけではなく、投資家、というか国民にとって有益な要望をだしてくれています。生命保険料控除制度の拡充とかも入ってました。サラリーマンの私にはありがたい。
NISA恒久化以外への要望に対してはどうなったのか知りたいところですが、よくわかりません。
恒久化見送り理由が微妙に感じた
各種ニュースの説明を読む限りでは、どこも、「金融庁や証券業界が求めていたが、現行制度は富裕層への優遇だとの指摘もあり、認めるのは難しいと判断した」というような説明がなされていました。
なお、完全に望みが断ち切られたのか、来期税制改正では見送られたというだけで、今後要望をだしていくことで、その次では 叶うのかはわかりません。
ただ、政府判断の「富裕層への優遇」っていう理由が気になりました。率直な感想を列挙してみます。
- 「少額投資非課税制度」、年齢条件はあるものの、だれもが平等に利用できる制度である。
- 投資金額の余力は人それぞれ差があるのは確かだが、今や投資対象はワンコインから投資できる。投入できるお金に違いはあれど、自分サイズの投資ができる。
- 上限年120万円までの設定なので、富裕層への優遇だというのは言い過ぎでは?
- 少額投資でも恒久化により長い期間をかけて、投資できるなら、それなりの資産形成が可能となり、富裕層でない人にもメリットが多いんじゃないのかな?
実際どのような議論を経て見送りという結論になったのかは、一個人の私には知る由もありませんので、わかりません。
ただ、なんとなく、つみたてNISAに一本化されていくのかな?とか想像しちゃいます。
金融庁がんばれと応援したい
最後に、その他要望事項というのがでてましたので、ご紹介を。いろんなものが列挙されてて、中には説明してもらわないと意味が?なものもあります。
- 特定口座の利便性向上
- 信託受益権の質的分割に係る所要の措置
- 死亡保険金の相続税非課税限度額の引上げ
- 保険会社に係る収入金額による外形標準課税方式の維持
- 法人番号の告知の簡素化
- 金融商品取引法改正に伴う所要の措置
- 連結納税制度におけるみなし決済損益額に係る所要の措置
- 自動的情報交換制度の実施に係る所要の措置
- 投資信託等の二重課税調整に係る所要の措置
- 特定新規中小会社が発行した株式を取得した場合の課税の特例に係る拡充
- 非上場株式等についての相続税・贈与税の納税猶予・免除の拡充
わりと、国民側に有益そうな要望である印象を受けます。死亡保険金の相続税非課税限度額の引上げとか。
率直な感想として、いろんなこと考えてるんだなと。金融庁の事務方のご苦労が垣間見えます。
私個人としては、つみたてNISAは粘り強よく要望を出し続けて恒久化を勝ち取ってほしいなと、金融庁さんを応援してます。つみたてNISAなら、さすがに富裕層優遇じゃないですよね?どう反論するんだろう、政府とか。
税収を増やすことは確かに重要ですが、とても長い目でみて、投資が普及し資産形成に成功する人が増えて豊かになれば、お金を使う人も増え経済もまわり、法人税や消費税という形で税収が上がる可能性もあるわけなので、長期視点での判断をお願いしたいな~と。甘い見方かもしれませんが。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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