こんにちわ。かつおです。
今日は、中学生の息子の運用状況をご紹介します。息子は、中二病まっさかりの14歳です。反抗期で手がつけられない状態です。
そんな息子には、金融教育の一貫として投資をさせています。学資保険をやめて、息子に丸投げしてやりました。
きっかけ
子供が産まれた頃は、学資保険が返戻率110%とかありました。でも、自分自身が投資を始めるようになった時に、なんか微妙に思えはじめ、その資金を運用にまわすようにしました。こども名義で、セゾン投信を開設しはじめたのです。
微妙と思ったのは、18年間で10%というところです。年換算すると、一年あたり0.5%、長い期間資金が拘束される割に、なんか微妙じゃない?と感じたからです。
そこで、自分で投資した方が良くないかと考え、セゾン投信で積み立ててもらうことにしました。おとしだま、子供手当、お小遣い、もろもろ、息子の口座に入れて、積み立て投資をしてもらってます。
幼いうちは、私自身が仕組みをつくり、あとは息子に任せたという感じです。
学資保険について
学資保険について、少し補足しておきます。ネットで調べると、今人気がありそうなものは、以下の学資保険で、返戻率が高いようです。
- ソニー生命 約107~108%
- 明治安田生命つみたて学資 約105%
- フコク生命の学資保険(みらいのつばさ) 約105%
- JA共済の学資保険(こども共済) 約105%
- ニッセイ学資保険 約105%
ソニー生命の学資保険は私もかつてやってました。当時は返戻率110%くらいあったと記憶してます。担当の営業マンが親切丁寧な方で、親身に相談に乗ってくれたので、当時は契約しちゃいました。
私は、学資保険を否定するつもりはありません。学資保険にもメリットがあります。それは、契約時点で、契約者(親)に万一のことがあった時の保障が既に成立している点です。保険なので、払込が終わってなくても万一の際には学資が確保できているところは、投資とは性質がちがうので、この点をどうとらえるかでしょう。私自身は、万一の時には、生命保険の方で事足りるかなと考えて止めました。
あと思ったのは、保険会社側が高い返戻率を提示できて、実際支払えるということは保険会社側の運用はそれ以上稼いでいるんじゃないか?自分はぼられているんじゃないかと思ったのも動機でした。
学資保険関連の過去記事はこちらからどうぞ。 www.syomin-toushi-katsuo.net
契約者に万一の時にメリットがあるといういけれど、万一の時が起きる可能性はどれくらい?と気になる方は、以下の記事をどうぞ。
息子の資産配分
続いて、かつお息子の現座の資産状況や配分について説明します。
全体の資産構成比
2019年11月29日時点ですが、息子は約200万円程度の資産を保有しています。そのうち、約35%程度が投資商品に振り向けられている形です。すべて、本人名義の口座の資産です。お年玉、お小遣い、こども手当を銀行に入れて、投資信託を積立てるというサイクルです。ちなみに私が昔解約した学資保険はの返金額は、息子に贈与してます。
預金(銀行) | 投資信託(セゾン投信) | 合計 | |
---|---|---|---|
保有額 | ¥1,298,139 | ¥704,728 | ¥2,002,867 |
比率 | 65% | 35% | 100% |
投資商品は、セゾン投信のみです。あまり難しいことはやらせていないです。なお、私が中学生の頃は、自分の口座に200万なんてなく、万年残高0円でした。お年玉も、お小遣いもすぐに遊び使ってしまい、散財してました。
話がそれましたが、息子には資産全体の3~4割程度を投資に向けとけばいいんじゃないという感じです。
積立設定
かつお息子には、今はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドを1対1の比率で毎月1万円積立ててもらっています。
実際には、お年玉、お小遣い、こども手当とかを銀行にストック→セゾン投信積立のサイクルです。毎月、1万円お小遣いをあげているわけではないです。こども手当は、手を付けずに息子口座に入れてますが。
セゾン投信の積立設定画面を以下に掲載します。
実は、最初はバランスのみの積立でしたが、途中から資産形成の達人ファンドの積立を追加してます。運用期間は全体としては、5年くらい経過したところでしょうか。
投資先の比率
セゾン投信のバランスと達人を1対1で買い付けると、投資先の比率は以下の図のようになります。
株式が75%、債券が25%の比率となり、世界全体に分散されているポートフォリオになります。達人の方は、アクティブファンドなので、なんとなく追加リターンを狙って途中で積立開始してみたというのが理由です。
なんとなくですが、いい感じの比率に見えなくもなく、メンテナンスも楽そうです。ただ、後述しますがコストが・・・・・。
運用コストは高いかも
バランスと達人を1対1で保有するときのコストを調べてみました。額面のコストと実質コストの両方を紹介します。
額面コストは?
まずは、各ファンド単体の信託報酬です。バランスが0.6%台、達人が1%台です。これらのファンドは、ファンドオブファンズの方式なので、投資先ファンドの信託報酬も間接的にかかってきます。それが、±のところです。達人ファンドは、アクティブファンドなのでコスト高めです。
表1.運用コスト(額面) | |
---|---|
ファンド名 | 信託報酬 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 年0.61%±0.02% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 年1.35%±0.20% |
まあ高いですね、eMAXIS Slim等の超低コストシリーズと比べると。時代遅れ感を感じますが、運用会社とファンド保有者の一体感があるような気がして個人的には好きです、セゾン投信。いずれ低コストになるのを期待してます。
続いて、加重平均でコストを算出したのが下の表2です。合成コストは、0.9%強です。うん、高いですね。でも、セゾンが好きなので今のところは気にしないです。
表2.加重平均運用コスト(額面) | ||
---|---|---|
ファンド名 | 投資割合 | 信託報酬 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 50% | 0.31%±0.01% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 50% | 0.675%±0.10% |
合計 | 100% | 0.985%±0.11% |
実質コスト は?
2018年度の運用報告書から、各ファンド単体の実質コストを記載します。下の表3です。
表3.運用コスト(実質)※2018年度運用報告書より | |
---|---|
ファンド名 | 信託報酬 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 0.65% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 1.48% |
まあ、額面よりは高くなりますがそんなに乖離してないし、まあいいかなと。
続いて、1対1で保有した時の加重平均コストです。下の表4です。
表4.加重平均運用コスト(実質)※2018年度運用報告書より | ||
---|---|---|
ファンド名 | 投資割合 | 信託報酬 |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 50% | 0.325% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 50% | 0.740% |
合計 | 100% | 1.065% |
概ね1%弱となりました。ひょっとして、1%ぐらいの半アクティブファンド買ってる感じなんですかね。かつお息子は、あまり投資に興味がないようで、どうでもいいくらいの感じでした。
セゾン投信の騰落率
セゾン投信の設定来からの騰落率をご紹介します。バランス、達人、バランス5割・達人5割の3種類の推移を計算しました。
達人が一番リターンが高いですね。けど、値動きも激しいのでリーマンショック時は萎えますね。1対1保有の場合は、当然真ん中に位置してます。ぱっとみ、保有していて心地よい感じがします。
運用損益について
次は、運用損益についてです。かつお息子は、いまのところ含み益となっています。
投資元本が ¥625,000で、含み益 ¥79,728ですので、損益率は+12.8%です。約5年間運用しているとすると、年あたり +2.6%といったところでしょうか。銀行預金よりは良い感じです。
あくまでも、リスク性資産なので、評価損益は日々変わるし、今後相場下落等で損益が悪くなることもあるでしょう。将来はわかりませんので、ご注意を。
まとめ
人それぞれ考えがありますが、管理人は、学資保険を止めて良かったと思っています。それは、商品としての優劣としてではなくて、こどもに金融教育ができたからです。
私が中学生の時は、こんなに資産を持っていませんでし、親が特に金融リテラシーが高いわけでなく、投資教育もしてくれたわけではありませんでした。
ただ、30年前にはネット証券もないし、一個人が投資をしようとすると敷居が高いので、ふつうの個人が気軽に投資できる環境はあまり整っていなかったです。なので、親が悪いワケでもないと思っています。
今は、100円から投資できたり、ポイントで投資できたりと格段に敷居は下がり、投資環境は向上しています。こどもの将来を考えると、親がしてやれることとして金融教育はとても重要だと思います。せっかくなので、お子さんの投資教育として実際に投資をさせてみるのもアリかと。ただ、自己責任ですけれど。
ですが、
あいかわらず、わが息子は投資にあまり興味がないです!you tubeばっか見て、そのまねばかりしてます。スマホばっかいじってる。
親が最初にレールを敷いてあげないといけないなと、常々思いました。興味なくても、このまま積立をほったらかして続けてもらえれば、それなりに成果もでるだろうと。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後の金融教育どうしたらよいか悩み中