こんにちわ。かつおです。
つみたてNISAがはじまりもうすぐ2年を迎えようとしています。早いものですね。本日は、つみたてNISAがどの程度ひろまっているのか?、またどんな人が開設しているのかレポートしてみます。
NISA口座全体の推移
NISA口座全体の推移ですが、この2年間で増加傾向にあります。一般NISAが圧倒的に多いですが、つみたてNISAも徐々に増加しています。
ジュニアNISAは横ばい状態で、あまり人気がないように見受けられます。原則として引き出しができない等の制約があり、利用条件が厳しいのであまり使う人が増えないのでしょうか。
つみたてNISA口座の推移
つみたてNISA口座の推移を切り出してみました。2019年6月末時点で、147万口座となっており、着実に増えている印象です。
若い世代の資産形成に向けて、20年間という非課税期間を設定されているので若い人の利用が多いんでしょうか?どの年代の利用が多いのか気になるところです。そこで、次に年代別の開設状況をご紹介します。
どんな人がつかっている?
年代別の構成比を調べてみました。下のグラフのとおりです。6割近くが、20代から40代となっています。50代まで入れれば、8割を超えており、資産形成世代にピタットはまった形となっています。
20代と30代の構成比が増えている点を見ると、若年世代の資産形成に対する意識は少しずつですが高まっているのかなと予想します。
なお、興味深いのは、60代、70代、80代以上の方の開設も1割強ある点です。これらの世代には、一般NISAの方が人気がありそうな想像をしていましたので、意外に感じました。
続いて、年代別のつみたてNISAの開設数を下表にまとめました。
年代 | 2018年3月末 | 2019年6月末 | 増加数 | 増加率 |
---|---|---|---|---|
20歳代 | 71,976 | 230,275 | + 158,299 | +320% |
30歳代 | 121,071 | 368,405 | + 247,334 | +304% |
40歳代 | 131,007 | 381,604 | + 250,597 | +291% |
50歳代 | 86,411 | 264,137 | + 177,726 | +306% |
60歳代 | 56,950 | 146,972 | + 90,022 | +258% |
70歳代 | 28,991 | 68,248 | + 39,257 | +235% |
80歳代以上 | 5,107 | 11,231 | + 6,124 | +220% |
合計 | 501,513 | 1,470,872 | + 969,359 | +293% |
[出所:金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」より]
各世代の増加率はどれも勢いありますね。70代、80代以上は8万口座近いです。この年代の2019年6月末の買付累計額は、
70 歳代 :70 億 749 万円
80 歳代以上:7 億 7,611 万円
となっており、稼働しているようです。高齢世代についても、20年という長期投資向けの制度でも一定のニーズがあるのか?、はたまた、金融機関とのお付き合いで開設しているのか?、個人的には謎のままですが、今後の動向を見ていきたいです。
父親が70代なのでツミニ―どうよ?と今度聞いてみます。
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まとめ
つみたてNISA口座は、若年世代にゆっくりとですが、着実に増えているようです。自分が20代のころは、投資するなんて発想は全くなかったです。最近の若者は、とてもしっかりしてますね。
あと、投資人口が増えていくことは、率直に嬉しいです。投資している人がまわりに少ないので。
最後までお読みいただきありがとうございました。投資は自己責任でお願いします。